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アメリカが見習った日本的企業行動
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SINCE 2009/10/03

日本型リエンジニアリングへの挑戦
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アメリカが見習った日本的企業行動
 だから、リエンジニアリングのやり方は千差万別となっているのだ。
日本の経営者のリエンジニアリングについての考え方がいろいろと異なるのは"お手本"が千差万別なのだから当然のことだろう。
極端なことをいえば、日本の経営者が直接アメリカの企業に行き、その経営者たちからいろいろと話を聞き、自分自身で理解をして、その結果、自社でこれまでとまったく違った考え方にもとづいた企業行動を起こしたら、その人にとってリエンジニアリングである、といってもよいと思われる。

 ただ、リエンジニアリングの"やり方"はいろいろあるが、アメリカの経営者たちの"目的"は、ただ一つである。
 それは世界市場で完全にリーダーシップをとることである。
 このアメリカ産業復活のシナリオは、MITの『Made in America』に述べられている。

『現在よりも生産性の高いアメリカを実現するためのビジョンを5つの必要条件に基づいて描いてみよう。"
 これらの項目は、産業界、労働組合、政府、さらには教育界において採用されることが必要である。
その必要条件は次の通りである。
@生産における新しい基盤を重視すること
A新しい経済市民(economic citizenship)として労働者を育成すること
B協調と個人主義を混和させること
C世界経済システムの一員として生きることを学ぶこと
D将来への布石を怠らないこと』

 この5つの必要条件について、さらにそれぞれに4つずつ、いろいろと方向づけがなされている。
たとえば生産における新しい基盤出会い系要素を重視することの項では、
@財務管理より製品と生産プロセスを重視すること
Aプロダクティブ・パフォーマンスに関する新経営指標を確立すること
B製品のオーダーメイド化とフレキセックスフレンドシブル生産化
C生産プロセスの技術革新を確立させること
--などとあって、それぞれの提言一つひとつに処方箋を示しているのだ。

『顧客は大量生産型商品にはもはや満足しなくなってきており、個々人妻のニーズに合った、より高級な商品への指向が強まっている』
と書かれている点はマイケル・ハマー氏のいう『産業革命から続いた分業による大量生産方式の崩壊』の指標と同一なものといえよう。


成功に必要な意志と勇気
年功序列が保たれている日本社会

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